- 夜間作業と腰痛との関係の研究。(アメリカ)
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腰痛などの背中の痛みは物理的ダメージより、社会的、心理的な要素がより大きな影響を与えているかもしれない。
雑誌『スパイン』における最近の研究では、腰痛などの背部痛は重い物の持ち上げる動作とは関係ない事を示している。研究は20歳から50歳までの人を対象に行われ、検査開始時と検査開始5年後の2回に渡ってMRIを撮影し、椎間板変性(注1)の有無を調べた。
研究の結果、重い物の持ち上げる動作と椎間板変性との関係は認められなかった。椎間板変性に関連がありそうな要素は以下の通りだった。
- 夜勤の仕事
- 運動不足
この研究で注目すべき事は、「重いものを持ち上げる動作より、過度の夜勤作業、運動不足のほうが腰痛をおこす原因になるかもしれない。」という事である。腰痛を避けるには、夜勤の仕事は減らしたほうがよいかもしれない。
(注1)椎間板変性とは椎間板の機能が低下した状態をいいます。腰痛と深い関係がある事がわかっています。椎間板ヘルニアとは別の事です。椎間板についてはこちらを参照
- 出展
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腰痛というと「重いものをもったらグキッときた」という話をイメージするかもしれません。しかし、実際は「原因はよく思い当たらない」という人が多数をしめます。ここでは、アメリカで行われた腰痛の原因を研究した文献の一つをご紹介しました。
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